ネガティブとポジティブ1

ネガティブとポジティブ1

オカルトがらみの自己啓発などで言われる「ポジティブ」と「ネガティブ」について、もう少し考えてみたい。

旧来の「ポジティブ思考」説は、ポジティブが善でトクであり、ネガティブはとにかくダメだ、という単純な対立図式だった。

しかし最近のオカルト系自己啓発は、さすがにそれほど安直ではなくなり、この世界はポジティブとネガティブで成り立っており、ポジティブがあれば必ずネガティブがある。大事なのは両面に気づいていることで、中庸である、というふうに説く人が多い。ポジティブ思考を必死にやってみたが良いことが引き寄せられないという声を放置できなくなっているのだろう。

しかし、中庸が大事だということは、昔から坊さんが説教していたはずであり、それが何になるの?俺は悟りを開きたいなんてまったく思ってなくて、ただカネと可愛い彼女が欲しいだけ、私はカッコよくてお金持ちの彼氏が欲しいだけ、という声には、これではうまく答えられない。そこで「ニュートラルな見方ができるようになると、『良い引き寄せ』が始まるんです」などと自分の体験談を交えてこじつけることになる。説く人は(少なくとも触れ込みでは)勝ち組ばかりでありスゴイ成功者のお仲間でもあるので、実体験と実績に逃げ込むのが決め手になる。

それでも、ポジティブとネガティブの両面を見ることが一番大事である、ニュートラルな視点が大事だ、と言う同じ口で、「ニュースは見ないほうが良い」(ポジティブなことはニュースにはならず、もっぱらネガティブな事柄がニュースになるから)とか、「ハッピーエンドの映画を毎日観ると良い」(良い引き寄せがある=運気が上がる)とか説いていたりする。そんな小手先のことで長期的に現世利益になるかどうかも疑問だが、この先生方は、ポジティブとかネガティブということをどこまで本気で考えているのかも疑問になる。いつでも実体験と実績に逃げ込めばよく、聞き手は理ではなく実利を求める人ばかりなので、なんでもありになっているようである。オカルト系自己啓発の先生方の特徴は、みなたいへん話がうまいこと。滑らかな舌で快く話しかけてくれる。苫米地英人氏よりもずっと滑らかに話す。その話の技術だけでも彼らは一財産作ることができる人たちだろう。彼らの話を聞く人で、彼らのように巧みに人前で話せる人はほとんどいないのではないか?先生と生徒との違いはまずそこにある。

(つづく。次回は、「ネガティブ」はステキなのではないか、ということについて書こうと思います。さらに、存在しているということの意味についても少し考えてみます。また、私自身がやっている簡単な技法を紹介します。もちろん金持ちにはなれませんが、まっとうな社会から切り離されてもそこそこ健康に楽しく生きていくための技法です)

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